僕もこの資格を取得して2年になります。
早いものです。
電験三種は「取得すれば一生安泰」など言われますよね?
僕は電気系学科の大学院を卒業後、電気系エンジニアのキャリアを歩んできた人間です。
そんな僕が今までの経験から電験三種の価値についてお伝えしていきたいと思います。
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企業規模で扱いは大きく変わります
世にある情報はこのあたりを加味していることが少ないかと思います。
大手電機メーカーとかですと東大や京大だらけなわけで、どう考えても「電験三種!?すごい!」なんてなるわけがありませんよね。
むしろそういう環境なら電験二種でさえサラッと取得してしまうのではないかと思います。
もちろん受講していた講義の内容、その方の業務内容とかにも影響するかと思いますが。
僕は昔東証1部上場メーカーにいましたが、中堅以上の電気系のひとで生産技術部のひとはだいたい三種をもっている印象でした。
逆に上場していないような企業ですと、取得するだけでも英雄のような扱いをされたりもします。
電気保安だと絶対的な立場になることも
次は企業規模でなく業種で少し考えていきます。
電気保安のような仕事。
その中でも電気設備の更新や停電復電作業などに関して。
ここに関しては「電気主任技術者が絶対」というよりも「電気主任技術者以外は業務に関われない」といったレベルで考えてもいいかと思います。
中小企業でしたら電験三種保有者は決して多くないと思いますので、絶対的な立場になれるかと思います。
電気系以外のひとからみれば「電気のひとはだいたい持っている資格」程度の認識
これ、電気系の人間からしたら信じられないことではあります。
先日機械系の人間がこんなことをいってるのが耳にはいりました。
「電験と電気工事士ってどちらが上ですか??」と。
まあ上とか下とかないですが…。
いやなんもわかってない感じですね。
こんなに電気系の人間は電験三種を目指して血反吐を吐きながら努力しているのに…。
もう憎いのを通り越して、あきれてしまうレベル…。
いや…、これらを伝えきれていない僕たち電気系エンジニアのせいなのか…泣
取得すれば安泰な資格なのか否かについては結局「その環境次第」としかいえない
結論「その環境次第」です。
電験三種が重宝される環境ならあなたの地位は安泰です。
重宝されない環境ならあなたの地位は安泰ではありません。
もしあなたが職場で一生安泰な地位を築きたいのでしたら、環境を慎重に選ぶことをおすすめいたします。
それでは。
コメント失礼します。
以前、学生時代に電験をとっておくとよいといった内容のブログにおいて、
「新卒から電験三種を持った上で設備屋さんとしてのキャリアを踏めば、もしかしたら今ごろGAFAで年収ウン千万円だったかもしれない」
といったことを書かれていたと思うのですが、設備屋というのは具体的な職種で表すとどのようなものになりますでしょうか。
自分は理系の大学3年生で就職を考えており、電験の取得が今後どのようにGAFAなどの一流企業へのキャリアに繋がるのかが気になったため連絡させていただきました。
よろしくお願いします。
https://employment.en-japan.com/desc_172986/
上記のようなものです。
みつからなかったですが電験2種で求人でデータセンターの管理に関する求人でも年収1000万円のものがあったかと思います。
これらあくまで例ですので適宜求人を確認しチャンスをつかんでいただければと思います。
具体的な職種でいえば生産技術ということになるかと思います。
GAFAなどのレベルになれば電験はゴールではなくスタート地点に立ったレベルかと思います。
それらレベルならまずは電験二種を取得して実務経験を積むべきです。
そのうえで求人を探しましょう。