電気主任技術者がお伝えする施設管理での仕事内容について

第三種電気主任技術者。

国家資格です。

言うまでもなく僕はその資格を保有しています。

そして自慢ではないですが、内容はとにかく難しいです。

sin、cos、tan。

そんなものは利用できて当たり前。

その他、電力がどのように作られているのか、モーターはどんな原理で回転しているのか。

はたまた電気関係のたくさんの法律のことも覚えねばなりません。

 

今回お話したいのはそんな電気主任技術者は普段はどんな仕事をしているのか?

つまり資格取得後の日々についてお話したいと思います。

もちろん業界によっても違うし、企業規模によっても違うし、それぞれ会社によっても違います。

そもそも資格なんて活かし方は人それぞれではあるのですが。

今回のケースは中小規模施設管理での電気主任技術者のお話。

僕が経験、そして知っているあくまで電気主任技術者の仕事の一例です。

 

畑違いの仕事をしている方は「すごい難しい数式を並べて、毎日働いているのだろうなあ。ちょっと縁遠いなあ。」と考えている人も多いはず。

でも実はそんなこともないのです。

あなたでもきっとできますよ。

もちろんこの資格を取得するくらいの人間なら、必要な際には数式を並べるでしょうが。

 

それではまず、主な電気関係仕事に関してお伝えしていきます。

電気主任技術者は月次点検と年次点検での主役

もう電気主任技術者の仕事はこの2つだと言っても過言ではありません。

この2つを実施する責任者は電気主任技術者です。

 

日本の高圧保安の世界では電気主任技術者の権限はとても強いのです。

上司が何か言ってきても決定権は電気主任技術者にあります。

これ、日本特有です。

電気主任技術者の方はこのあたりは日本に感謝しましょうw

 

それでは話を戻します。

月次点検は月に1回行う点検、年次点検は年に1回行う点検となります。

 

月次点検は社内でしっかり電気の点検を行う。

年次点検は外部の会社にも協力を仰いでしっかり点検を行う。

そんなイメージで良いかと思います。

特に年次点検を行う際の全停作業は電気主任技術者の腕の見せ所なのです。

PASだとかVCBは基本的には素人はいじりませんからね。

ちょっと優越感。

 

 

とはいえ電気機器は基本的に毎日使うはず。

月や年単位でいいものか…。

そんな疑問を持つ人もいるはず。

 

いえいえ、もちろん毎日点検、確認します。

ということでそのことに関して。

下記ご覧ください。

制御盤の日常点検

主な仕事は制御盤の検針です。

制御盤とはモーターやポンプなどの電気の操作をしたり、その操作している時の電気の状態を可視化するものです。

通常通り機器が動いていて、その状態の数値を確認し、正常か異常かを判断するわけです。

電気の項目としては電流とか電圧についてみます。

場所によっては周波数や力率も。

 

知らない人にとってはとても難しいものと感じるかもしれません。

電流? 電圧? 周波数? 力率?

それはそうですよね。

特に力率なんて知らない人も多いはず。

 

でもやってみれば案外簡単にできます。

もちろんこの値を公式に当てはめて、日常の値と比較して…。

そんなことをして突き詰めれば難しい業務となるでしょう。

でもめんどくさいのでそこまでしないですので。

毎日の業務ですし。

 

そもそもこれ、電気の仕事ですが電気主任技術者が担当しない職場もございます。

僕が今勤めている企業様でも、これは他の社員の方が担当することが多いです。

全部電気主任技術者に投げられても、こちらもたまったものではありませんからね汗

 

「Aってなんですか?」

そんなレベル感の人が行うこともあります。

あ、ちなみに電流(アンペア)のことです。

 

それでは電気以外の仕事。

下記からご覧ください。

施設内清掃

清掃です。

床をはいたり、モーター類をウエスで拭いたり。

ちなみに僕の就業中の企業では電気主任技術者である僕も必死に清掃します。

なんかあまりよごれてないところをずっとゴシゴシしているときもあります汗

 

「電気主任技術者が清掃!? お前の勤めている会社が変なんじゃないか!?」

そんな声も聞こえてきそうですね。

でもそれは違います。

上記は僕のTwitterでのアンケート結果です。

電気主任技術者で主な業務が清掃の人、存在するのですよ!

 

でもなぜ電気主任技術者がそんなことをするのか?

電気主任技術者って相当な難関資格で頭いいはずですよね…??

他の人よりは手当もついて給料いいはずなのに…。

そんな人、知的労働だけさせていればいいと思いますよね、普通。

 

僕は企業文化だとか、上長が電気に理解のない人だったり。

そういう日本の悪しき風習のたまものなのかと思いますね。

(もちろん仕事の内容的に、電気主任技術者も清掃業務に参加した方が効率よく仕事がまわるというケースもあると思います。でも長期でみたら電気主任技術者には、絶対電気仕事を優先してやらせるべきと考えますね。他の人にはできないですから。)

 

でも周囲の誰かがこんなことをいい、騒ぐのでしょう。

「あいつだけ、汚れ仕事やらないのはダメだ! ずるい! 不公平だ!」

…よくある話です。

周囲や上がこう騒げば足並みを揃えざるをえないのはしょうがないことでしょう。

教養がないというのは悲しいものです。

 

それでは他の業務内容。

下記ご覧ください。

モーターのメンテナンスや故障対応

これも会社によって担当したりしなかったりだと思います。

僕はやっています。

 

例えばどこかで水が詰まったり、モーターのベルトが回らなかったり。

日常の点検で確認し、おかしかったらなおします。

鉄線を入れ込んだり、ベルトを交換したり。

どこの会社もそんなに余裕はないですから、常に新品の製品は使えません。

なるべく延命処置してあげる仕事。

それが施設管理のお仕事なわけです。

 

とはいえ、これも電気主任技術者以外でやればいい気もしますが…。

電気関係ないですし。

よくわかりませんね。

一応モーターは電気で動いてはいるわけですが。

それいったら全部電気は関わってきますからね。

 

それでは施設管理といえば、の仕事内容について。

下記ご覧ください。

待機

これ、僕が思うに施設管理の仕事の醍醐味だと思うのです。

これは資格の有無関係なく行います。

まあ要するにサボってるだけなのですが…。

 

とはいえ現場仕事は適度に休憩入れないと危ないので、必要なものとは思います。

ですがホワイトワーカーからは想像できない業務だと思います。

これを味わうともうホワイトワーカーや他の業界にはいけませんね汗

 

ただサボりとはいえ、ここが人生を、今後のキャリアを決める時間であると僕は思うのです。

こんな何気ない時間でも、成長する人は成長するはずです。

その成長する人、それは電気主任技術者だと思うのです。

僕も電気主任技術者試験に合格する前はこの待機時間はずっと勉強にあてていましたね。

勉強しない人は、「暇だ」とかなんだとか言って時間を無駄にしていました。

僕からしたらそんなの考えられないですが汗

勉強はもちろん大変ではありますが、自分のペースでやれて、確実に自己成長に繋がるならこんなにいいものはありません。

その時間は給料が発生しているわけですし。

 

終業時間中に個人の勉強をしていても何も問題がないなんて考えられないですわ本当に。

今までの仕事はなんだったのか汗

 

 

内容は以上となります。

施設管理で働く電気主任技術者の働く内容、イメージつきましたでしょうか?

他にはないほどにリアルに書いたつもりです。

もしご興味あればご相談ください。

 

それでは。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUT US

私立大学大学院(博士前期課程)卒業後、大手メーカー2社で電気部品の開発業務に従事。現在はとある施設にて電気主任技術者として高圧電気保安業務を担当している。また、フリーライターとして他サイトにも記事を寄稿。