電気科の大学を卒業した。
就職は誰もが知る大企業メーカーだ。
就職戦争に勝ったエリートだ!
この高いレベルで僕はさらなる成長をしたい。
職種は設備屋さん。
そして設備に関わるからには電気主任技術者として働いていきたい。
三種?
いや一種や二種にも挑戦していきたい。
そんなあなたへ。
僕はそのキャリアについてはおすすめしません。
かなりあるあるな、よくあるキャリアの道筋かとも思いますが、その道は困難ですよ?
要は電験一種という目的を達成すればいいわけですから、手段は楽な方がいいです。
ではなぜ困難なのか理由についてお伝えします。
下記ご覧ください。
Contents
メーカーでの設備屋は電気主任技術者としての仕事以外の業務種類が多く保安に集中できません
僕も実は経験があるのです。
生産技術部に所属していました。
電気の盤や制御の設計をしたり、工事監督したり、日程調整したり、故障対応したり。
やることが盛り沢山なのですよ。
要はメーカー(工場)の方が仕事内容が広くそして濃いのです。
新しいものをつくるというのは本当に大変なことなのです。
これってエンジニアとしてはすごい成長できる環境で、本当に理想的だとは思います。
(ちなみに新しいものをつくる=研究・開発・設計
ではないですよ?
それをするためにライン設計したり、それらラインのための保安などもしますので。生産技術者も新しいものをつくっているわけですよ。)
ですがです。
ですが。
僕はおすすめしません。
「お前楽したいだけだろっ!?」という声が聞こえてきそうですね。
違います。
電気主任技術者として成長したいならおすすめしないということです。
電気主任技術者は高圧保安のプロフェッショナルです。
設計とか保全なんて、別の人にやってもらえばいいんです!
はっきり言って国家資格必要ないので汗
僕らがやる仕事ではないのです。
電気主任技術者は電気主任技術者にしかできない高圧保安業務に専念、没頭しましょう!!
それが日本のためです!(経験のある電気主任技術者少ないんですから汗)
しかも一種を目指すのだったら、高圧保安のプロ中のプロになるということです。
決して楽ではないです。
全人生をかけて、くらいつかねばそんな人間にはなれませんよっ!!
まだ所詮三種の僕がいうのもなんなのですが…。
ですが三種の時点でやばいですから…。
一種なんて、とてもとてもなのです汗
いずれはとりますが!!
話をまとめます。
プロ中のプロの一種を目指すのならメーカーで働くという遠回りをせず、「施設管理で高圧保安業務に従事する」という最短ルートをいきましょう!
では次です。
地理的な話。
下記ご覧ください。
転勤が多くて勉強なんて集中できません
生産技術はなぜか転勤が多いです。
正直最初はそれが嫌で、生産技術の仕事は回避したいとも思っていました。
同じ会社なら作っている製品は基本的に似たようなもの。
ということは工場の仕組みもだいたい似たようなものだから異動させやすい。
そんな感じの魂胆があるのかとは思いますが。
例えば小さな電子部品を作っている会社。
これって基盤の上に部品を配置するのにすごい細かい制御が必要ですよね。
そうなるとそれなりの会社のノウハウだったり、制御回路もそれなりに特徴のあるものだったりするわけです。
ですがそれに対し大きな電気の部品を作っている会社。
大きな物を掴んで移動するとして、細かい制御は必要ないです。
でもそれに対してそれを運ぶためのモーターはしっかりトルクが出るか、ベアリングにグリスはしっかり入っているか、など他の部分を特に注視するわけです。
何を言いたいか、また改めていうことにもなりますが。
同じ会社ならだいたい似たような製品を作っていて似たような仕事だからどこ行ってもだいたいすぐ適用できるでしょー?
ってことです。
実際そんなことはないと思いますが。
舐められたもです。
外からみたらそう思っているのだろう、という感じです。
なので会社で関わる業務も勉強せねばならないことから、資格の勉強も疎かになってしまう。
新しい職場に行けば最初のうちはしっかり職場の知識を付けねばまずいですからね。
そんなロジックです。
またそのような環境ですので出張も多いのです。
出張すればその日は考えることもあるでしょうから、資格勉強なんて全然ですよww
はい。
それでは次です。
仕事中に資格の勉強ができません
これはきついです。
僕は新卒で大企業メーカーに就職して、あまり他の会社だとか他の業界について知識がなかったのでそれが普通だと思っていました。
今考えるとそれは会社からの僕に対する洗脳教育だったのですよ。
そもそも普通の定義もよくわかりませんが。
ただ確実に言えること。
・大企業メーカー
→仕事中には勉強できない(仕事中に勉強していた人が周囲に「給料泥棒だ!」と強く罵られているのを一度見かけました。)
・中小施設管理
→仕事中に勉強できる(夜勤帯の勤務でしたらもうどれだけの時間を費やすことができることやら…。)
もちろんこれが100%正しい訳でもないです。
例外もあるかと思います。
ですがそれなりに多い割合で適用される事実かと思います。
僕の実体験でこの事実は確認してますし、それなりに僕自身、情報には関心がある方ですので。
でもこれ大きいと思うのですよ。
よく電験三種の勉強時間、平日は2〜3時間と聞きます。
僕の場合、日によっては仕事中でその2〜3時間の勉強量を消化していました。
もっと多い日もありましたが…。
まあご想像にお任せ致します。
そしてもちろん、定時後にも勉強をしますので相当な勉強時間を費やすことができました。
僕は電験三種に合格して考えるのは、この資格に合格するために一番必要なのは、「費やした時間」であると考えています。
地頭だとか学歴とかではないと思っているということです。
あと運なんかも大切かもしれませんが笑
それにしても本当に最初はカルチャーショックでした。
今まで勤務していた大企業メーカーでは、毎日忙しくて目が回りながら仕事していたのに…。
そもそも仕事中に勉強をするという発想も浮かびませんでしたよ泣
もちろん現在との給与の差はありますが、限られた人生という時間において仕事中にお金をもらいながら、会社に言われた労働をせず自らのスキルアップができる環境というのはなんとも贅沢な物だと感じましたね。
僕としては最高な環境ですね。
もし今の会社を辞めても似たような環境を探すでしょう。
それでは次で最後になります。
仕事中に勉強できるとは言っても、やっぱり主戦場は業務外ですよね。
そのことに関して。
下記ご覧ください。
業務での疲労により勉強に集中できません
大企業メーカーでの勤務後はすぐ寝ちゃいます。
ここまでお話したことで十分お分かりかと思いますが疲れちゃうんですよ。
本当に気を失うように寝てます。
仕事中にエネルギーを120%出し切りますからね…。
そもそも残業もしますから。
そのあたり施設管理とは違います。
施設管理なら、次の時間帯の人と勤務を交代する訳ですから、自動的に残業は0です。
そのあたりの精神的な面からも施設管理の方が体力的な余裕がありますね。
内容は以上となります。
いかがでしたでしょうか?
電気主任技術者としてさらなる上を目指すなら誰がどう考えても大企業メーカーよりも中小施設管理だと思って頂けたかと思います。
実際僕もそのような動きをとって、このようにお話している訳ですし。
少しでもあなたの参考になったなら幸いです。
それでは。
コメントを残す