令和元年電験三種合格後2ヶ月経過し、周囲に対して感じたことなどをお伝えします

僕は令和元年に電験三種を取得しました。

勉強時間は1850時間にものぼりました。

 

ですが正確にいうと僕の学歴は電気科大学院卒。

またそれに加え、電気製品の技術開発の仕事も経験しています。

ですからある程度の電気系知識の下地があったということになります。

ですので実際に電験三種に合格するレベルに達するまでは、1850時間を超える時間になったかと思います。

 

そう。

僕は自分が人生を楽しむための時間を削って、この電験三種という資格取得のための勉強に費やしていたのです。

 

 

それでも法律で定められておりますので、自家用電気設備をもつ企業でこの資格保有者は欠かせません。

よって従業員が働く上で最も重要なものの一つです。

 

ということは下記のことが予想できますね。

・全ての従業員が電験三種について深い知識を有している

・会社経営維持のために多くの従業員が電験三種取得を目指しており、モチベーションも高い

 

それはそうですよ。

この資格がないと会社は存続できないのですから。

 

そういった経緯があり、今回電験三種に合格して2ヶ月経過。

周囲の状況などついて本記事を書いていきたいと思います。

「あいつが受かって悔しい!!」「俺も負けないぞ!!」などそんな反応があったとか、なかったとか。

そんな話です。

 

ですがその前に念のため、電主任技術者とは一体どんな業務をするのか確認していきます。

では下記ご覧ください。

電験三種取得で可能な業務の内容について

電気主任技術者の業務は言うまでもなく電気関連の業務です。

 

電験三種は自家用電気工作物に関わる電気の理論に関しての知識が凝縮されています。

なので電気関連の業務をする上で電験三種の知識は大いに役立ちます。

 

何か一つ点検するのもそう、何か修理するのもそう。

制御盤の故障で周囲からとりあえず呼ばれることもあれば、部品1個の交換で呼ばれることもあります。

電気の何でも屋です。

 

例を挙げます。

・蛍光灯を交換しても電気がつかない。なので安定器の交換をしました。

・制御盤のフィルター(布みたいなやつ)になぜか穴が。交換しました。

・警報のランプがつかない。豆電球を交換しました。

 

正直誰でもできますが、なぜかよくわかりませんがたいてい電気主任技術者が対応します。

もし何かトラブルが起きてもめんどくさいから電気は電気主任技術者に押し付けているんでしょうが。

 

とは言ってもこの資格を保有していないとそもそも実施できない業務もあるのです。

下記ご覧下さい。

資格を保有していないと法律上実施ができない仕事

それは基本的には、月次点検と年次点検になります。

 

この2つに関しては電気主任技術者が実施しないと業務として認められません。

なので非保有者がどんなに頑張って点検してもそれは月次点検、年次点検にはなり得ないのです。

 

この点検、名前の通り毎月、そして毎年実施される点検となるのです。

 

月1、年1だけ点検して他の日は何もしないということはありませんが。

他の日は制御盤外から簡易的に点検します。

ただし盤外からは非資格保有者も点検します。

 

ではそんな業務の割合的には少ない業務をしている電気主任技術者ですが、社内での印象は変わってきます。

下記ご覧下さい。

資格保有による社内評価と立場について

何をしていても「電験三種保有者」という目でみられますので常に優秀な人間として一目置かれます。

それが嫌という方には辛いかもしれませんが。

普通社内評価なんてあげるのは大変ですが下げるのは簡単です。

何かミスして「使えないやつ認定」され、他部署に飛ばされるなんてことも世の中ありえます。

ですが電験三種は一度取得してしまえば一生電気主任技術者なので、飛ばされることなんてないです。

 

実際僕も現在の会社、最初は上司から叱責を受けることもありましたが、科目合格する度にそれはなくなっていきました。

それでも昔は電気系でわからないことがあると「科目受かってるんだから〜」と嫌味を言われることもたまにありました。

現在では静観。

「お前ならいずれ一人前の技術者になれるよ」と温かいお言葉もいただくほどに。

その上司は持ってなかったので若干イラッとしましたが。

 

 

周囲からも何か電気の話をする度に「さすが電気主任技術者だ!」ともてはやされてます。

若干いじられ込みですがw

 

とは言え、周囲は全員が全員電験三種のことを深く知っている訳でもないようです。

下記ご覧下さい。

従業員の電験三種に関する知識について

僕は電気系の大学院を卒業しています。

だから一般の方より電験に関して知識があるかもしれません。

なので「一般の方がどれくらい電気の知識があるものか」ということに関して少し知識が乏しいかもしれません。

 

いやでもそれでもこれくらいは知っていてもらいたい。

一応自家用設備を扱った企業に勤めているので…。

twitter上で「いいね」たくさん頂いていますので、共感する方も多いのでしょう。

 

ただ全て当社の従業員が悪い訳でももちろんないと思ってはいます。

電気主任技術者の仕事は基本的に電気主任技術者しかできません。

業務に関わるためのハードルが高すぎるんですよね。

下位資格として「第二種電気工事士」と「第一種電気工事士」という資格がありますが、レベルが桁外れですしそもそも電気保安の仕事はできません。

「電験四種」や「電験五種」なるものがあればいいのですが。

 

何年も勤めている電気主任技術者でない人ではありますが、年次点検の内容を知らないとのこと。

ディスっている訳でなく、世の中こんなものなのかと理解致しました。

でもこれでいいのだろうか…。

これについても当社従業員だけのせいでなく電験のハードルが高すぎることにも起因するかと思います。

 

ここまでで非資格保有者が電験の知識について乏しいことはお伝えしました。

次は難関資格である電験三種への意欲についてお伝えします。

下記ご覧下さい。

従業員の電験三種取得への意欲とモチベーションに関して

僕は過去に大企業に勤めていました。

そして今は中小企業。

 

言うまでもなく人材レベルは果てしなく異なります。

受験する人間はみな大卒以上電気系学科卒。

大企業の場合は比較的主体的な方が多かったと思います。

「自分がやらなくては会社が!」「この会社はあまりよくないからスキルをつけて転職したい!」

などなど。

さすがに簡単には合格できてませんでしたが。

でも立ち向かっていたなと。

 

 

ですが中小企業。

「この会社どうなっちゃうんだろうね」「なんでもいいから他の仕事探さなきゃね(言うても何もしない)」

などなど。

こんな感じで立ち向かわないですね…。

人生どこかで苦労して、乗り越えて成長していかないと幸せになれない。

そう僕は個人的には思っているのですが。

会社なんて基本的には経営者の裁量で決まるものだと思っています。

でもそれでも電験三種だけは、それに争う社畜の強く素晴らしい武器だと思っているんですがね…。

そんな武器だれでもほしくて目指すものと思っていたんですが。

ましてや僕のように身近な人間が取得したのだから。

何となく生きているのですね…。

 

もちろん会社によっても異なると思います。

こういう会社の方が多いのですかね…??

なんか他人事なんです。

「自分で変えてやろう!!」という気概が感じられない。

これも日本人の気質なんでしょうかね。

 

 

いろいろお話ししましたが、まとめると少し残念で寂しいな、というお話しでした。

あなたと僕は電験、頑張って取っていきましょう!

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ABOUT US

私立大学大学院(博士前期課程)卒業後、大手メーカー2社で電気部品の開発業務に従事。現在はとある施設にて電気主任技術者として高圧電気保安業務を担当している。また、フリーライターとして他サイトにも記事を寄稿。